委員長 挨拶

  • 稲垣 暢也

糖尿病が適切に管理され患者さんのQOLが維持されるには、患者さん自らによる自己管理が最も重要です。そのためには、さまざまな医療スタッフによる療養支援が必須であることは言うまでもありません。しかし、日本糖尿病療養指導士認定機構によって認定された療養指導士(CDEJ)は、全国では約1万7千人いるものの、糖尿病患者が約1千万人いるといわれる現状では、充足しているとは言えません。

同様の状況が全国各地域においてもみられることから、日本糖尿病協会はCDEネットワークを立ち上げ、地域における療養指導士(地域糖尿病療養指導士、CDEL)の育成や活動の支援を行うことになりました。

そこで、京都府下においても昨年から、日本糖尿病協会の支援を受けて京都府糖尿病療養指導士(CDE京都)の認定制度をスタートし、その育成や活動の支援を行うことになりました。また、CDEJは、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の5種職に限られていましたが、CDE京都では、多くの職種が療養支援をサポートできるよう、医師、歯科医師、准看護師、栄養士、臨床工学技士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、健康運動指導士、介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士、臨床心理士、歯科衛生士の皆様にも門戸を広げました。その結果、初年度は、上記全ての職種から、412名をCDE京都として認定することができました。                                   

CDE京都は本年で2年目を迎えますが、昨年と同様、認定のための講習会を実施します。また、CDE京都として認定された皆様のスキルアップを目的に、認定更新のための講習会等も実施します。

糖尿病の療養指導に関わる多くの職種の皆様が、CDE京都の活動に参加され、京都府下における糖尿病の予防や、一人でも多くの糖尿病患者さんの治療、合併症の抑止やケア、QOLの向上につながることを心より願っています。

平成26年7月

  • 京都府糖尿病療養指導士認定委員会委員長
  • 京都府糖尿病協会会長
  • 京都府糖尿病対策推進事業委員会委員長

    稲垣 暢也